ただ、少しの希望がほしい
数日前から週刊誌報道によって噂されていたけれど、その時私は
「フライデー?文春ならもうちょっとは震えてたわ」
なんて抜かしていた。
だっていつものことだったから。
“アーティスト志向が強いため”
“バラエティーに嫌気が指し”
、、、、は?ないない(笑)
ずっと言われてたし、ずっと無視だったし、
応援してきた身からすれば、それが当たり前だった。
でも今回は違った
昨日(4月15日)9:30頃
アルバイトに出掛ける準備をする私のスマホにメールが届いた。
【関ジャニ∞のメンバーから、大切なお知らせがあります】
震えた。
だってそんなこと知らない。
あの事しか知らない。
皆がどれだけ騒いで、どれだけ心配しても、
絶対にないから騒ぐなと怒ってでも信じなかった、
信じられなかったあの事しか考えられない。
9:30からのたった一時間半が、気が気じゃなかった。
いつも通りにバイトにいって
いつも通りにそこそこに接客して
いつも通りに上っ面の笑顔振り撒いて
でも内心バクバクだった
信じたいけど、何かおかしいから
何か、いつもとは違うから
信じたいけど、違うから
私が次にスマホを開くことができたのは、発表予定時刻を過ぎた11:20頃だった
わたしの世界が変わっていた
こんな数分で
こんな日常で
こんなちっぽけな画面の中で
わたしの世界は変わっていた
「甘く見ていた」
そう思った。
私は、自分の好きになった人を見くびっていた。
渋谷すばるは良くも悪くも、
真っ直ぐで、頑固で、我儘で、
想像以上の強い意志を持っている人だった。
常に先を生きている人だった。
自分の道を行く人だった。
分かってたはずなのに。
知ってたはずなのに。
どこかで、「一人では何も出来ない」
そう思ってた。
自担なのに。
いや、自担だから。
私の中の渋谷すばるは、
メンバーから守られて、愛されて、
ずっと、ずっとそうだと思ってた。
私の中の関ジャニ∞は、
だって、メインボーカルだよ。センターだよ。
あの癖のある素敵な歌声、唯一無二だよ。なんで、
なんで、手放すの
先が見えない。
関ジャニ∞を離れる渋谷さんが想像できない。
間違いなかった。
これだけは、信じてた。
いくら週刊誌に書かれても、
いくら噂を立てられても、
『 渋谷さんは関ジャニ∞を辞めない 』
そう断言できる自信があった。
だってありえない
15才から21年間、共に生きてきた仲間よりも大切なものなんてない
そう、思ってた。
でも、それでも渋谷さんは関ジャニ∞を辞めてしまう。
なんで。
ずっと、なんで。
音楽、大好きだもんね。
いっつも楽しそうにしてるもんね。
音楽で楽しそうな渋谷さん好きなんだもん。知ってる。
嫌ほど知ってる。
でも、ここまでとは思わなかったな。
それは、関ジャニ∞を抜けてまで成し遂げたい夢なの?
じゃあ、その夢をもっとちゃんと教えてよ。
渋谷さんのことをずっと見てきて、
ずっと、ずっと理解してきたと思ってた。
ずっと、ずっと口下手な彼の裏の思いを汲み取っては飲み込んできた。
渋谷さんを応援すると決めてから、
渋谷さんのやることなすこと、全部、認めてきた。
時には世間を騒がせるようなこともあったけれど、
それでも、それでも彼は間違っても、そこからまた正しい道を選択してきた人だから。
自分で、自分の道をつくってきた人だから。
” この人についていけば大丈夫、間違いない ”
本気でそう思ってた。
悔しい。
納得のできない自分が、悔しい。
渋谷さんが、作る道なのに。
納得は、できない。
多分、ずっと
でも、気持ちはわかる。
分かるから、辛い。
音楽を生きてるの、
知ってるから、そこが好きだから、だから、
だから、止められない
海外ってそんなにいい? 魅力的?
何をしたいの? 具体的には?
聞きたいことはたくさんある。
もっと、いろいろ知りたい。
知らないこと、分からないことが多すぎる。
でも、
いくら会見を開いたって、
いくらファンのためだって言ったって、
私達の声は届かない。
一方的だよね。
でも、嫌いになれない。
だって、画面の中で将来に進む話してるの、
私の好きになった渋谷さんそのものなんだもん。
真っ直ぐで、頑なで、自分を持っていて。
生き方、考え方、全部、全部かっこいい。
それでいて、
メンバー想いのファン想い。
私の好きな、渋谷すばる
そのまま。変わらない。
何一つ、違わない。
彼が会見で、
「関ジャニ∞を脱退します」
そう一度も言わなかったのが、何よりも、
何よりも、
”今まで信じてきたものに間違いはなかった”
そう、感じたから。
だから、苦しい。
伝わるから、苦しい。
飲み込めないのが、悔しい。
やりたいこと、わかる。
そのために、やらなければならないこと、わかる。
でもその実現のための足かせが、少しでも、関ジャニ∞であってほしくなかった。
そこだけは、ずっと続いてほしかった。
だって、だって、なんで。
ただただ渋谷さんは、
どこまでもカッコいい男なだけなんだけどな。
少し、頑固で我儘なだけ。
なんで、飲み込んであげられないんだろう
悔しい。
本当に、自分に、悔しい。
ずっと、この悔しさは続くと思う。
虚しさも、続くと思う。
分かりたい。
ただ、それだけなのに。
『なんで』
ずっと、この単純な問いに答えがつけられることはないと思う。
彼は、未来を見ていて、ずっと、先を行く人だから。
でも、
ずるいよね。
いろいろ、本当に思いのままに、ここまで慣れない文章を書いてきたけれど、
結局はやっぱり、渋谷すばるが好きなことに変わりはない。
関ジャニ∞じゃなくなっても。
「でも、」ってずっと、思ってしまうけど。
ただ、私は彼の口から、
『信じてついてきてほしい』
そう、強い言葉がほしいだけなのかもしれない。
例え、たくさんの 『なんで』 に答えがつかなくても、
未来を保証する、何かがほしいだけなのかもしれない。
それだけで、また、
渋谷すばるのこれまでと、これからを信じられると思うから。